ダイロック東大阪工場新試験棟 接合金物
当社は2019年12月に、東大阪工場の敷地内に試験棟を新設しました。
グレーを基調とした木造2階建ての建物は、正面の一部がガラスカーテンウォールとなり、広々とした室内空間を生み出します。また、天井や2階床面はCLT(直交集成板)を採用し、木の温もりを感じることができます。これらの意匠と安全性能を支える金物は、これまでの実績を組合わせた自社開発の製品です。こだわりから生まれた新しい建造物の形をご紹介します。
LSB付ガラス支持部品(MPG)----------
正面のガラスカーテンウォールは、MPG(メタルポイントグレージング)工法を採用し、サッシ枠がありません。ガラスを支持する部品は、LSB(ラグスクリューボルト)を用いて、木柱に接合しています。
ガラスの透明感、木の質感、鋼の強さを生かす、当社オリジナルの金物です。
テンションロッド----------
吹抜けの天井は、張弦梁構造を採用しました。天井の梁成を抑えることで、より広い空間を感じることができます。ロッド両端のネジを見せないこだわりは、磨かれたステンレス鋼の光沢を最大限に引き出します。
ワイヤー手摺----------
2階部分と吹抜けの一体感を損ねないように、手摺の中桟は線径5mmのワイヤーを採用しました。しっかりとワイヤーを緊張する金物もターンバックルの派生形です。